趣味

星に願いを

 二十年程前迄は東京近郊でも車でちょっと遠乗りすれば天の川が見える場所が有った物だが、地上の星がめっきり増えた昨今では真に暗い夜空を見られる場所は減り、関東はおろか本州中爆走しても簡単に天の川を見る事は出来なくなってしまった。

 そんな感傷に耽る人が私以外にも多かったのか、セガトイズの家庭用プラネタリウム『ホームスター』が売れてるそうな。家庭用としては初めて高解像度の恒星原版をレンズで拡大投影する業務用と同じ方式を採用した本格派で、直径6cm程のガラス板に微細に刻み込まれた大小様々な1万個の穿孔が朧な天の川の広がりまでを自室の天井に再現してくれる。地球の自転を模した周回運動やランダムに流れ星を流すと言ったこだわりの機能も嬉しい。

 しかし良く出来た製品だけに価格は2万円程もする。所詮星空を精巧に再現するだけの機械にそこまでの金を払う人が多いと言うのは現実の星空がそこまでの郷愁を抱く程に過去の記憶となっている事でもある。最近子供達に『ムシキング』と言うゲームが流行っているのも、子供達にとって昆虫が身近な生き物では無くなっている事の表れと思え、科学の進歩と引き換えに失った物を科学で再現し癒しを得ようとするかつてSFで見た世界がいよいよ身近になって来たなぁ…と、またまた感傷に耽ってしまう(涙)。

 そんな訳で私もホームスターを買って来たのだが(爆)、なる程綺麗です。見上げて瞑想するのにもってこいですな(笑)。

 ただ当たり前だが本物の星空とは別物な訳で、私の様に昔結構星を観に行ってたクチはこう言う物を見てると久々に本物の星を見たいと言う気持ちになって来る。案外これがこの製品の一番の価値かも知れない。

 本物の天の川を知らない子供達もこれを見て本物を観たいと思ってくれると良いのだがどうなんだろうか?まぁ観たいと言われても何処まで行けば観られるのか答えられないのが悲しい所だが(ハワイとか言う訳にもねぇf^_^;))。

 つばめにでも教えて欲しい物である…

| | コメント (2) | トラックバック (0)