その他文化

臨死体験者は語る

 臨死体験者へのインタビューを集めたアメリカ製のビデオを見る機会が有った。オープニングから怪しげなモノクロ映像にサスペンスフルな音楽がかぶると言うベタな怪奇番組的作りで、臨死体験に多少なりとも厳かで神秘的なイメージを抱く日本人には違和感が有りそうだ。この辺り、人は不安になると消費に走ると言う理論に基づいてCM効果を高める為だけに必要以上に刺激的な番組作りをすると言うアメリカ製らしい。(←偏見?)

 そうしてやや無理やり気味に緊迫感が盛り上がる中、荒れたモノクロ画面に最初に登場した臨死体験者が神妙な面持ちでカメラに向かって言った。

「私は歯医者で虫歯の治療中に臨死体験をしたのです。」

歯医者で臨死体験とは…予想外だ。予想外です。(←by 予想Guy)アメリカではそんな身近に死の縁が口を開けているのか…恐ろしい……ってか間抜けだ(T▽T)!!一体どんなヤブ医者があの小さなダイヤモンド・ドリルで患者を死の一歩手前まで追込んだと言うのか?歯の奥に有る秘孔でも突いてしまったと言うのか?有り得ねー。私は一気に脱力した。

 いや、アメリカの事だからもしかするととんでもない変態医師が居て患者に死の罠を仕掛けているのかも知れない。(←偏見…とあなたは言い切れるかな?(^^;))

 まぁ、もうちょっと普通に考えるなら麻酔のトラブル辺りだろうか。アメリカは何でも過剰な国だから虫歯の治療に全身麻酔をかけるのかも知れないし。(←偏見?ハイハイもう言いませんって(-.-)y-~~~スパ〜〜)

 オープニングでは各体験者の話を短く編集しているので、最初の体験者はその一言を言っただけで次の瞬間には画面はもう別の体験者に変わっていた。その後出て来る他の体験者達は「光を見た」とか「亡くなった家族に会った」とかそれらしい事を言ってるのに、よりによって最初のツカミが何故「歯医者で臨死体験」なのか?身近な所から視聴者の興味を引こうとする狙いか?身近なだけにそこで臨死体験ってのは意外を通り越して笑い話にしかならないと思うのだが…

 いや、そもそもこうやって突っ込まれる事が狙いなのかも知れない。如何に視聴者の気を引くかが第一で、その内容に対する誇りや責任感は二の次なのがアメリカのマスメディアなのだから。(←あっ、言っちまった。:-p)

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星に願いを

 二十年程前迄は東京近郊でも車でちょっと遠乗りすれば天の川が見える場所が有った物だが、地上の星がめっきり増えた昨今では真に暗い夜空を見られる場所は減り、関東はおろか本州中爆走しても簡単に天の川を見る事は出来なくなってしまった。

 そんな感傷に耽る人が私以外にも多かったのか、セガトイズの家庭用プラネタリウム『ホームスター』が売れてるそうな。家庭用としては初めて高解像度の恒星原版をレンズで拡大投影する業務用と同じ方式を採用した本格派で、直径6cm程のガラス板に微細に刻み込まれた大小様々な1万個の穿孔が朧な天の川の広がりまでを自室の天井に再現してくれる。地球の自転を模した周回運動やランダムに流れ星を流すと言ったこだわりの機能も嬉しい。

 しかし良く出来た製品だけに価格は2万円程もする。所詮星空を精巧に再現するだけの機械にそこまでの金を払う人が多いと言うのは現実の星空がそこまでの郷愁を抱く程に過去の記憶となっている事でもある。最近子供達に『ムシキング』と言うゲームが流行っているのも、子供達にとって昆虫が身近な生き物では無くなっている事の表れと思え、科学の進歩と引き換えに失った物を科学で再現し癒しを得ようとするかつてSFで見た世界がいよいよ身近になって来たなぁ…と、またまた感傷に耽ってしまう(涙)。

 そんな訳で私もホームスターを買って来たのだが(爆)、なる程綺麗です。見上げて瞑想するのにもってこいですな(笑)。

 ただ当たり前だが本物の星空とは別物な訳で、私の様に昔結構星を観に行ってたクチはこう言う物を見てると久々に本物の星を見たいと言う気持ちになって来る。案外これがこの製品の一番の価値かも知れない。

 本物の天の川を知らない子供達もこれを見て本物を観たいと思ってくれると良いのだがどうなんだろうか?まぁ観たいと言われても何処まで行けば観られるのか答えられないのが悲しい所だが(ハワイとか言う訳にもねぇf^_^;))。

 つばめにでも教えて欲しい物である…

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ロボットコンテスト

 最近しょっちゅうやってる様に感じるロボコンだが、休日の朝に遅く起きたらまたやっていて、つい見てしまった。様々な工夫の凝らされたロボットを見るのは楽しいのだが、最近は対戦相手を妨害する機能ばかりがどんどんエスカレートする傾向に有る様で、これには少々白けている。

 妨害も工夫の一つであるから完全には否定しないが、今回見ているとスタート地点から長い竿を伸ばして競技場の床の上に相手が進めないバリケートを置いてしまうロボットや、皿型のゴールに入った相手のボールを風で吹き飛ばすロボットが何台も有った。はっきり言ってこれは大会の趣旨から外れているのでは無かろうか?

 競技場の床には方眼が描かれていて、本来ロボットはそれをたどってゴールを目指すようになっている。最近はスピードが競われる様になり、方眼を無視してただ真っ直ぐ進むだけのロボットがゴールへ突進するシーンも多く見られるが、これはコケる事も多く工夫の余地が有った。

 しかしスタート地点から竿を伸ばしてしまったらこれはもう確実だしそれ以上何の工夫の余地も無い。しかもゴールを狙うのでは無く床の上のアバウトな範囲にバリケートを投げ出すのである。高度なテクノロジーもテクニックも全く必要が無いではないか。

 皿型のゴールに入った相手のボールを風で吹き飛ばすロボットも同様だ。皿型のゴールと言うのはボールを打ち出す力や回転を工夫しないとボールが上手く入らず、その工夫を競うのが目的である。しかし入ったボールを風で吹き飛ばすのは全く簡単で工夫も何も要らないのである。

 出場校が皆こんな事をやり始めたら大会は殺伐としたつまらない物になり、技術の進歩や蓄積と言う大会の目的とも全く掛け離れた無意味な物になってしまうだろう。

 そんな中で今回優勝した日本の大学のチームは上記の様な妨害機能を持たず、確実で臨機応変な動作が出来る高度な機能を持ったロボットで相手のバリケードを突破して得点を重ね、非常にドラマチックな形で優勝した。これには久し振りに感動した。テレビで見る限り最も高度で完成度の高いロボットに見え、価値有る優勝だと思う。

 これが切っ掛けになって、ロボコンが再び正当な創意工夫が競われる場になれば良いと思う次第である。


 

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