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2007年8月

迷い蝉

 夜、部屋の灯りを点けていると蝉が一匹飛んで来て網戸に止まる…と言う事が3晩続いた。2晩目までは偶々近くに居た蝉が灯りに惹かれて来ただけかと思ったが、3晩続けてとなると同じ蝉が毎晩来ているのではと思えて来る。生い先短い蝉の事だし、何か目的が有るなら叶えてやりたい所だが、じっとその目を見詰めても何を考えているのかさっぱり分からないf^_^;。

 …なんて思ってたら4日目からは来なくなった。力尽きてしまったのか、それとも目的を果たして来る必要が無くなったのか…願わくば後者であって欲しい物である。

 こうして蝉が来なくなってから数日後の夜、かつて蝉が来ていた網戸を背にして座っていた私は、仕事の疲れからうたた寝をしてしまった。

 …と、背後から聞き覚えの有る唸る様な羽音がするのに気付き、はっとして目を覚ましたのである。

「まさかあの蝉が戻って来たのか?」

流石にまさかと思いながらも、心の中では感動の再会を期待しつつ網戸の方を振り返った私は、しかし目の前で繰り広げられる意外な光景に一瞬にして凍りつく事となった。

 網戸に止まっていたのはあの蝉ではなかった。否、蝉ですらなかった。蝉より小さな黒い物がモゾモゾと蠢いていたのである…集団で(゜д゜;)!!それはカナブンであった。網戸を覆うように集まったカナブンの群れが、まるで誰かからの呪いのメッセージを伝えようとするかの様に不気味な蠢きを繰り返していたのである。

 ホラーだ、ホラー……(T△T)

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盆に神を感じる

 世間的には盆休み初日の土曜日。勤め先に盆休みが無い私にとっては普段と何も変わらない週末。いつものごとくゆるゆるとブランチを貪っていた私が、知人の土産のワカメ味噌を飯に乗せて頬張った次の瞬間、突如口の中に激しい衝撃と雷鳴のごとき異音が響いた(>Д<;)!米に紛れ込んだ小石にしては余りにもデカく、且つ異常に硬い感触。その上形状もかなり奇怪だ。まさか味噌の中のワカメに混じって半島から流れ着いた医療廃棄物が入っていたのでは!?得体の知れない不安を感じながら恐る恐る取り出して見ると、それは私の古い虫歯から外れた金属の詰め物だった…(T_T)

 この瞬間、私にとって普段と何ら変わらなかった土曜日が盆休み初日としての意味を持った。そう、歯医者が連休に突入してしまうのである( ̄□ ̄;)!!

 前回歯の詰め物が外れたのはゴールデンウィークの事だった。その前には正月に外れた事もある。何故か歯医者が連休の時に限って良く外れる。どちらも餅は食っていなかったのに…って事はともかく今度は盆である。ここまで重なると単なる偶然とは思えない。やはりこの世には神が居るのだろうか…(神ちいせー!!(〒O〒))

 神の事は無視して冷静に現状を見つめ直すと、今はまだかろうじて土曜の午前中である。もしかするとまだやっている歯医者が有るかも知れない。そう思って近場の歯医者に電話を掛けたら今日までやっているとの事。フッ…神よ、今回は私の勝ちだったな(←?)

 すんでのところで食の楽しみを一週間奪われずに済み、嬉々として歯医者へ向かった私だったが、真夏の正午の日差しはアスファルトで固められた住宅街の路地を灼熱地獄に変えていた。殆どソドムかゴモラである(※人によって感じ方には差が有ります)。私の勝ち名乗りに神が怒っているのだろうか?(←だから神ちいせーって(T_T)。)

 その時目の前に、子供の頃に良く遊んだ氏神神社の小さな杜が現れた。杜の中は少し涼しいかも知れない。若干遠回りになるが境内を抜けて行く事にした。

 かつては目の前に水田が広がる里山だった杜だが、今や水田は全て住宅地になり、杜の一部までもが切り開かれて住宅地になっている。昔と変わらぬ参道の石段も、右側には杜が残っているが、左側は3メートル隔てて平行に住宅が並んでおり、神聖な雰囲気は薄い。

Jinja


 しかしその石段に一歩足を踏み入れると、一瞬にしてひんやりとした空気に体が包まれた。陽炎が立つアスファルトからは一歩離れただけである。雰囲気で石段と書いてしまったが実際には古びたコンクリートの階段で、今まで歩いていたアスファルトの道路と見た目は大差無い。しかし体にはその境界が明らかに感じられるのである。

 これが緑の力かと改めて感心した私だったが、その日の午後に行った市営の緑地公園は、中に美術館(これが目的)やスポーツ施設を持ち、杜としては先程の神社より遥かに広大にもかかわらず、中に入っても大して涼しいと感じなかったのである。あの神社の涼しさと驚く程はっきりした周囲との境界は、単なる杜では無い神域の力を表した物だったのだろうか?

 何か盆に浮かれる人間に神々が自分の存在を誇示しようとしているかのような不思議な週末であった(←だから神ちいせーってば!(T▽T;)。

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多機能なのに

 職場で後輩から今日の日付を聞かれた。しかし彼の腕には大振りでチタン外装の電波ソーラークロノグラフががっしりと装着され、クロムシルバーの鈍い光沢を放っているのである…

「何故君は自分の時計を見ないのかね?」

と尋ねると、

「針に隠れて日付が見えないのです。」

と言われた。更に

「見たいと思う時に見れない事が結構多いのですよ。」

と、こぼしている。うーむ、確かに良く見ると長針のみならず短針でも隠れる位置に付いていて、今から20分位経たないと日付は見えなさそうである。便利そうに見えるが所詮はファッションアイテムと言う事か(- -;)。ワンプッシュで針が12時の位置へ一時待避する機能とか付けてくれれば良いのにな。自分も欲しいと思ってたのだがちと考えてしまった。

 …しかし考えて見ると日付ならケータイでも見れる筈じゃん。アイツ只のものぐさだな…

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