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2006年9月

お上りさん

 転勤になった。これまでの閑静(過ぎる…(^_^;))な郊外の職場から都心の職場への異動である。

 久しぶりに戻った都心の職場の周りは再開発真っ直中で、かつて中小の工場が軒を連ねていた一帯は高層ビル街へと変貌していた。これまで通っていた郊外の職場の周りが何年経っても全くと言って良い程変わらなかったのとは大違いだ。流石は生き馬の目を抜く都会である(←馬いねーよとか一々突っ込まないでくれたまえね〇山君)。

 ほぼ8年振りの都心への通勤だが、覚悟はしていたがやはり体に堪える(T_T)!若い頃は会社の帰りに寄り道したり休みの日も都心へ遊びに行ってた物だが、この歳になるとそう言う意欲も体力もすっかり枯れ(しかも病人…)、唯々長い通勤時間が疎ましいばかりである。通い始めた週は盆の最中だったので朝の通勤電車でも座れたりしたのだが、盆が明けたらもう車内は“いんへるの”である。最初の2〜3日は本当に気分が悪くなり、車体の揺れにと共にうねる人波に揉まれながら「オラも”ぱらいそ“へ連れてってくだせ〜」と心の中で叫んでいた。

 それでも何日か経ったら一応慣れて来た。郊外に比べて昔程空気が悪いと感じなくなったのは夏休みシーズンのせいかはたまた知事のディーゼル車排ガス規制のお陰かは分らないが(←郊外の空気が悪くなったせいってか?(T▽T))、今月からフレックスになって少々楽になった事も有り、今の所何とか通い続けられそうな気がして来た。

 ちなみに何年経っても殆ど変わらなかったと書いた郊外の職場の周りだが、そこに有る物は変わらなくても、春になれば小川のほとりの桜並木が満開になり、初夏には丘陵が新緑に染まり、秋には畑の作物が実り農家の出店が並ぶ…と言った季節毎の風景の移り変わりは都心より遥かに豊かだったと思う。(…って、郊外ってゆーか田舎じゃん(T▽T)!!)

 都会の刺激よりそうしたのどかさに魅力を感じるのは私が歳を取ったせいだろうか?それとも病人だからか?……両方か(^_^;)。

 ただ正直言って都心の繁華街の人込みの過密さや息苦しさは今も年々増していて、私が若かった頃より遥かに酷くなっていると感じるのである。十数年前にも人込みを縫う様にしか歩けない状況だったが、もはや縫う様に歩く隙間すら無く、目的の方向に向かう人の流れを見付け、それに乗って流れのペースでのろのろ進むしか出来ない状況になって来ている。更に都会の景観を埋め尽くす大量の人工物にはすべからく道行く人々に向かって投げかけられるべく誰かの意思が込められており、それを洪水の如く我々に浴びせ掛けて来る。それらは技術の進歩に伴い、より過激で直接的な刺激となって半ば暴力的に我々の視界に割り込み意識への侵入を強行する。こうした渦巻きなだれ込んで来る様々な意思から意識を遮断し周りのペースに合わせて歩く事のみに集中する人々には擦れ違う他人に鞄をぶつけようが足を踏もうが立ち止まって謝るどころか振返る余裕すら無い。

 …とか何とか言いつつ展覧会とか単館公開映画を観たいって言うだけで都心から離れられないんだよなーワシの場合!!だって……そうでしょ?(T▽T)!

 やっぱ定期で行けるってのはお得だし、フレックスだから平日早めに会社を出て寄る事も出来ちゃうし、そうすると休日まるまる休めちゃって体に優しいし…って病人には有り難いよねぇコリャ!

 …と、一応良い方に考えてみる。早めに会社を出れるかは全く分らんが…(←ってか、今の体力じゃ仕事の帰りに映画観ても爆睡必至である…(-_-;))

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