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南紀・四国巡礼紀行1.夜明け前に本格インドカレーを食う

 疲れたので旅に出た。

 …と書くと何やら気ままで良い感じだが、実際は中々取れずにいた夏休みをやっと取ったと言う事だったりする。私の勤め先は決まった夏休みが無い代わりに交代で好きな時に休暇を取るシステムになっており、それは悪く無いのだが個々人の仕事の状況によって休暇を取るタイミングが難しい事も有り、今年はずるずると年度末目前の3月中旬まで来てしまったのである(T_T)。

 そんな状況なので正直めっきり疲れていたりする。それも体のみならず心の疲れが甚だしく(まぁ色々有る訳ですよやっぱ(涙))、今回は疲弊した心の浄化を図るべく南紀・熊野の聖地から死国…いや四国(だって…ねぇ(^^;))の霊場を廻る巡礼の旅を計画してみた。

 …まぁどうせ行くなら東京より多少は暖かいだろう所へ行きたいと言う病人として素朴かつ真っ当な本音もちらほら(涙)。


 今回は辺鄙な所へも行くつもりなので久々に車で出掛ける。ETC深夜割引を受ける為に早朝3時起きして中央高速道路を西へ爆走する。しかし疲れてる所に早起きしたので4時半前に早くもバテる(←年甲斐も無く無茶(T▽T))。サービスエリアに車を停め、こんな時に有って良かったフルフラット・シートで30分程横になりちょっとだけα波出す。

 起きると未だ辺りは真っ暗だったが車は結構集まって来ていた。休憩所に行って見ると軽食コーナーは営業していて、早朝にも関わらず蕎麦やじゃがバターを食ってる家族連れや若い連中が大勢いた。頭をスッキリさせる為に私も何か腹に入れておこうかと辺りを見回すと

『インド人が作る本格インドカレーの店』

なる物が目に留まった。厨房と客に料理を出すカウンターだけの2畳程の小さな店だが、ナンを焼く窯と思しき物が有りちょっと食べてみたくなる。少々気になったのは店の前に展示されたやたら馬鹿デカいパネルで、それは二人のインド人がこの店の工事から始まってカレーを作り窯でナンを焼いて客に出すまでを写真で詳細に紹介した物だったのだが、正直そこまで細かく紹介しなくても…と思える物で、何か単なる宣伝と言うより本当にインド人が作っている事を証明しようとしているかの様で違和感を覚えたのである。その一方で二人のインド人については名前は紹介されている物の料理人としての経歴等は書かれておらず、インド人で有りさえすれば誰でも良いのか?的な疑問も湧く。

 とは言え珍しい物は取り合えず食って見る事にする。店を覗くと誰も居ないので「すいませーん」と声を掛けて見る。すると遠くから「はーい」と返事が帰って来て、遠くで蕎麦やじゃがバターを売っていたおばさんが走って来ると、冷蔵庫からナンを取り出しオーブントースターで焼き始めた。私はこのおばさんをつぶさに観察したが、どう見てもインド人では無かった。パネルが必要な理由が分かった。

 早朝からカレーなんぞ食ってる奴は流石に私以外にいなかったが味は良かった。さすがインド人(…って事なのか?)。辛さもさほど強く無く丁度良いおめざになった。

 白み始めた空に浮かび上がった日本アルプスの天に切り込むように屹立する荘厳なシルエットを見て早くも心が浄化されたかの様な爽やかな気持ちになった私は、調子良く山間を爆走して9時頃には名古屋に達してしまった。実は前日までETC深夜割引を知らなかった私は当初ゆっくり寝て昼前に出発するつもりだったので、この日は特に観光はせず宿に直行するつもりでいたのだが、せっかくなので予定を変更して伊勢神宮へ行ってみる事にした。

<つづく>

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コメント

車で気まま旅、といいながら
ハードですね!それにしても夏休みが
今とは・・・ものすごい。

もうお帰りでしょうか。
前だったら京都も寒いけど
ご案内したものを。(たいして出来ないけど)

桜はこれからです。東京は満開みたいですね。
続編、期待してます。

投稿: fuuuuuh | 2006.04.03 21:59

 すいません、とっくに帰ってるんです。例によって遅筆なのでぼちぼち書かせて貰ってます。

 今回は最終的には琵琶湖畔の知人を訪ねるのが目的だったので、実は京都の端っこを通り過ぎていました。

「ここまで来て京都に寄らないのは勿体無いなぁ」

とも思いましたが時間が無くて。

 地元の方にお薦めスポットを教えて頂けたら一味違った旅が出来て楽しそうですね。もし行ける機会が有ったら教えて頂けると嬉しいです。

 この続きは…例によって行き当たりばったりの馬鹿な旅をしてるんですが(苦笑)、まぁ軽く笑ってやって貰えると嬉しいです(^^)。

投稿: うぃんすろう | 2006.04.04 01:31

お久し振りです!
ちょくちょく見に来てるんですよ!
今日は、久し振りにカキコさせて頂きました。
(覚えて頂けてるでしょうか・・・・)


旅行ですかぁ~。
都会の喧騒を離れて、独り旅とは良いものですよねぇ~。


ういんすろうさんのブログ、
すごい面白い観点で書かれているので
大好きです。(褒めてます)


いつもいつも楽しみにしていて、
自分のパソコンを立ち上げたときには
必ず伺うんですよぉ~。
(しっかり私の『お気に入り』に入ってますから!


続編、楽しみにしてますねぇ~

投稿: pon-chan | 2006.04.06 00:42

 お久し振りです。いや、私も時々寄らせて貰ってるんですよ。書き込みってのが未だに苦手なんでそのまま失礼しちゃってるんですけどね(←基本的に文章が苦手)。

 私もpon-chanみたいに素直な感じの文章を書けたら良いのにと何時も思ってるんですが難しいです。別に本音を隠したりカッコ付けたいと思ってる訳では無いんですが、書いた文章と自分の気持ちがどうしてもぴったり来なくていつも文章をこねくり回して時間が経ってしまいます。

 …って言うかこれはきっと私がPon-chan程『生きる情熱』を持ってないからなんでしょうね(マジ)。もちっとがんばります(^_^)。

投稿: うぃんすろう | 2006.04.07 02:05

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