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ロボットコンテスト

 最近しょっちゅうやってる様に感じるロボコンだが、休日の朝に遅く起きたらまたやっていて、つい見てしまった。様々な工夫の凝らされたロボットを見るのは楽しいのだが、最近は対戦相手を妨害する機能ばかりがどんどんエスカレートする傾向に有る様で、これには少々白けている。

 妨害も工夫の一つであるから完全には否定しないが、今回見ているとスタート地点から長い竿を伸ばして競技場の床の上に相手が進めないバリケートを置いてしまうロボットや、皿型のゴールに入った相手のボールを風で吹き飛ばすロボットが何台も有った。はっきり言ってこれは大会の趣旨から外れているのでは無かろうか?

 競技場の床には方眼が描かれていて、本来ロボットはそれをたどってゴールを目指すようになっている。最近はスピードが競われる様になり、方眼を無視してただ真っ直ぐ進むだけのロボットがゴールへ突進するシーンも多く見られるが、これはコケる事も多く工夫の余地が有った。

 しかしスタート地点から竿を伸ばしてしまったらこれはもう確実だしそれ以上何の工夫の余地も無い。しかもゴールを狙うのでは無く床の上のアバウトな範囲にバリケートを投げ出すのである。高度なテクノロジーもテクニックも全く必要が無いではないか。

 皿型のゴールに入った相手のボールを風で吹き飛ばすロボットも同様だ。皿型のゴールと言うのはボールを打ち出す力や回転を工夫しないとボールが上手く入らず、その工夫を競うのが目的である。しかし入ったボールを風で吹き飛ばすのは全く簡単で工夫も何も要らないのである。

 出場校が皆こんな事をやり始めたら大会は殺伐としたつまらない物になり、技術の進歩や蓄積と言う大会の目的とも全く掛け離れた無意味な物になってしまうだろう。

 そんな中で今回優勝した日本の大学のチームは上記の様な妨害機能を持たず、確実で臨機応変な動作が出来る高度な機能を持ったロボットで相手のバリケードを突破して得点を重ね、非常にドラマチックな形で優勝した。これには久し振りに感動した。テレビで見る限り最も高度で完成度の高いロボットに見え、価値有る優勝だと思う。

 これが切っ掛けになって、ロボコンが再び正当な創意工夫が競われる場になれば良いと思う次第である。


 

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