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北九州紀行8 炭鉱博物館を見学する

 三日目の晩は田川で久々に再会した知人達と呑む。安い酒で四方山話に盛り上がる。

 四日目は朝一で博多へ戻るつもりだったのだが、前の晩に友人から田川での用事を頼まれたので、その時間になるまで田川を観光する。

 昨晩呑んだ知人から田川の炭鉱町としての歴史を聞いて興味を持ったので炭鉱博物館を見学する。当時のまま保存されランドマークになっている巨大な煙突や櫓を始め、武骨な機能美の塊である掘削機械や坑内列車等大型の展示物にまず圧倒される。

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…しかし機械類が全部ピンクに塗られているのは何故なのだろうか!?よもや当時の色では無いと思うが…まさか坑内の雰囲気を明るくする為にピンクの列車が走っていたのだろうか?(^_^;)。

 それはさて置きその他の展示も充実している(当時の作業風景を再現した実物大ジオラマでの蝋人形さん達の熱演(?)が、現代人の目で見ると秘宝館的に人権侵害臭い所は有る意味勇気有る展示だと感動した(!?))。おざなりの箱物施設では無く、炭鉱は日本の歴史の大きな1ぺージだと言う地元の誇りを感じた。ちなみに国のエネルギー転換政策で炭鉱を閉鎖した後も石炭の消費量は増え続けており今や日本は世界一の石炭輸入国だそうである(展示より)。展示の最後は新たな地元振興への取り組みの紹介で、それはとても前向きなのだが、逆に言うと閉山から今に至る迄地元の模索が続いていると言う事でもある。炭鉱廃墟と言うと長崎の軍艦島を思い出すが、ここもかつては途方に暮れる様な廃墟が広がっていたのかと考えると地元的には腹に秘めた思いも有ろうかと思う。民族大移動の如く散って行った大量の労働者達のその後の苦労も大変だったと聞く。エネルギー転換政策自体を否定は出来ないが(あの蝋人形を見ると特に(^_^;))、改革の痛みを背負わされたまま後の発展の陰に取り残されてしまう人々の存在はいつの世でも忘れてはいけない問題だと改めて思ったりする訳である。

 てなとこで時間となり、私は用事を済ませに向かったのである。

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